櫻沼
☆伝説
大師堂のそばには「桜沼(さくらぬま)」と呼ばれる沼があります。
昔は、現在と比べ三倍ほどもある大きな沼でしたが、
40年ほど前に埋め立てられ現在の形になりました。
昔から「底なし沼」との言い伝えがあります。
※沼は見た目以上に深く、危険ですので近寄らないでください。
ここから龍が天に昇っていった・・・
という言い伝えもあり、化身のごとく周辺には蛇も多く、
大師堂の中に櫻沼白龍神を祭っております。
桜沼白龍神 ご縁日 5月3日
櫻沼は岩手山からの伏流水からなる湧き水で、
よく見るとポコポコと自噴している様子が見られます。
その様子から大地からの大きなパワーを感じられます。
冬場、画像右側、中央付近が自噴により雪が解けている様子がわかります。
龍が天に昇っていった・・・という伝説もこの湧き出る水のパワーからくるような気がします。
その昔、岩手山への参拝時に立ち寄って、この水を携帯したり、飲んだりしたのがその後、
この地に祠を祭ることや桜の伝説に繋がっていき、
パワースポットとなっていったのではないでしょうか。
沼には昔から「ミツガシワ」が群生しております。
胃もたれや腹痛などに効果のある薬草として知られていますが、
全国各地の境内地にミツガシワが多く生息していることや
生育状態で五穀豊穣の目安としている地域もあり、参道の際の薬草として、
地域の拠点の目安として重要な役割があったのではないかと感じております。
櫻沼の廻りには40年ほど前に埋め立てられた際に植えられた桜が大きく成長し、
沼を囲んでおります。
※沼は見た目以上に深く、危険ですので近寄らないでください。